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重症ニキビを治療する
イソトレチノイン

イソトレチノインのアイコン

イソトレチノイン
とは

イソトレチノインは、ビタミンAから派生した「レチノイド」と呼ばれる成分を主成分とする経口薬で、重度のニキビに対して高い治療効果を示す薬です。ここでは、レチノイドがもつ代表的な3つの作用について解説します。

イソトレチノイン

レチノイドがもつ代表的な
3つの作用

1皮脂分泌の抑制作用

ニキビは過剰な皮脂が毛穴に詰まることで発生します。イソトレチノインは皮脂の分泌量そのものを減らす作用を持つため、ニキビの根本原因に直接働きかけることができます。

2毛穴の角化異常を整える働き

角化異常とは、皮膚が硬くなり毛穴の出口が塞がれやすくなる状態を指します。この状態では皮脂が内部にたまりやすく、ニキビの発生リスクが上がります。レチノイドは角化のサイクルを正常に戻すことで、毛穴詰まりを防ぐ助けとなります。

3炎症を抑える効果

重症化したニキビでは、アクネ菌の増殖に対して免疫反応が起こり、皮膚の炎症や赤みを招くことがあります。イソトレチノインにはこの過剰な免疫応答を抑える作用があるため、炎症性のニキビ症状を改善する効果が期待できます。

毛穴・にきび


イソトレチノインはニキビの特効薬とも言われていますが、扱いが難しいため個人では購入できず、主に皮膚科・美容皮膚科で処方されています。
大阪狭山市の金剛駅から徒歩1分のところにあるわだ皮膚科クリニックでは、皮膚科と美容皮膚科を併設しており、皮膚科専門医による診察とフォローを行っております。
繰り返すニキビや、炎症を伴う重症ニキビでお困りの方は、お気軽に当院までご相談ください。

こんな方におすすめ

  • チェックアイコン炎症を伴う重症化したニキビ
  • チェックアイコン他の治療を試しても繰り返しできるニキビ
  • チェックアイコンニキビが顔だけでなく背中や胸元まで出来ている方
  • チェックアイコンニキビを根本から治療したい方
  • チェックアイコン脂質肌の方

イソトレチノイン内服によるニキビ治療について

イソトレチノイン治療期間

イソトレチノインによる治療は、一般的に約16〜20週間ほどを目安に行われます。ただし、正確な治療期間は患者さんの体重・肌の状態・ニキビの重症度・これまでの投与量といった複数の要素をふまえて、医師が適切に調整していきます。

この薬は副作用への注意が必要な薬剤でもあるため、自己判断による中断や再開は避けることが大切です。もし途中で服用をやめた場合は、再開の時期や方法について必ず医師の診察を受けてから判断するようにしましょう。

イソトレチノイン処方の流れ

イソトレチノインは専門的な管理のもとで使用する薬です。そのため、処方前には必ず医師の診察を受けることが必要となります。初めて治療を受ける際は、服用の可否を確認する目的で妊娠検査および血液検査を行います。これらの検査結果に問題がなければ、医師の判断により服用を開始することができます。
治療開始後は、一定の間隔で通院しながら副作用の有無や体調の変化をチェックしていきます。通常、一つの治療サイクルは約16〜20週間を基準とし、その後の経過を見ながら必要に応じて次の段階へ進みます。
イソトレチノインは再発を繰り返すニキビや重症例にも効果が期待できる一方で、副作用や用量管理に細心の注意が必要です。そのため、経験豊富な皮膚科専門医による診察と継続的なフォローがとても重要です。

大阪狭山市の金剛駅から徒歩1分のところにあるわだ皮膚科クリニックでは、皮膚科専門医の院長が、ニキビでお悩みの患者さんに対して、一人ひとりの症状とご要望に合わせた丁寧な診療を心掛けております。

イソトレチノイン治療の経過

治療の開始直後は、肌や唇の強い乾燥が目立つことがあり、1週間から数週間のうちに皮膚のめくれやかさつきが生じることがあります。このような乾燥症状を防ぐためには、紫外線を避ける工夫、こまめな保湿ケア、リップクリームなどによる唇の保護が欠かせません。治療を続けるうちに、おおよそ1か月ほどで皮膚のターンオーバー(生まれ変わりの周期)が整い始め、2か月を過ぎる頃には、肌の状態が落ち着いてくる方が多いとされています。

イソトレチノイン治療終了後の経過

最初の数週間は逆に症状が悪化することがありますが、2〜3カ月継続することでニキビの改善が見られます。再発を防ぐためには、改善してからも継続する必要があります。1クールの治療は、約16〜20週間になります。2クール目を希望される場合には、少なくとも2か月の休薬が必要です。また、投与期間中および投与終了後、女性は6カ月間・男性は1カ月間、避妊を必ず行ってください。

内服中の美容施術の併用について

イソトレチノインを服用している間は、皮膚が非常にデリケートな状態となり、外部からの刺激に対して反応しやすくなります。このため、当院では基本的に、イソトレチノインの内服中は他の美容施術は行いません。

イソトレチノイン副作用

イソトレチノインは高い治療効果を持つ一方で、副作用に十分な注意が求められる薬剤です。よくみられる副作用としては、肌や唇の乾燥、ひび割れなどの一時的な症状が挙げられます。その他にも、中性脂肪の上昇やビタミンA作用による肝機能値の異常が報告されています。
さらに、重大な副作用として、イソトレチノインには胎児に先天異常をきたす恐れがあります。妊娠中・授乳中の方はイソトレチノインの治療を受けることは禁忌とされている他、妊娠可能性のある方は厳重な避妊が必要です。

イソトレチノイン治療を受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • ビタミンA過剰症の方
  • 肝機能・腎機能障害のある方
  • 脂質異常症・精神疾患がある方

※15歳未満の方は対象外となります。

料金案内

イソトレチノインは保険適用外のため、下記の料金が必要となります。

イソトレチノイン(20mg) 30日分 イソトレチノイン(20mg) 30日分 15,400円
妊娠検査 妊娠検査 1,100円
血液検査 血液検査 3,300円
  • 上記の費用のほかに自費診療費(初診2,200円/再診550円)が別途かかります。
  • 全て税込価格です。

美容カウンセリングのWEB予約について

イソトレチノインの処方をご希望の方は診察(自費診療)が必要です。
まずは美容カウンセリングのご予約をお取りください。

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